同じiPhoneを使い続けていると、「買ったときに比べてバッテリーの減りが早くなった気がする…」と思うことが増えてくるのではないでしょうか?
それは気のせいではなく、実際にバッテリーの寿命が近づいていることが原因かもしれません。
この記事ではバッテリーの寿命を確認する方法や、寿命を延ばす方法などについて解説します。
iPhoneのバッテリーの寿命をチェックする方法は?
バッテリーの寿命はiPhoneの設定画面から確認するのがスタンダードかつ手軽な方法です。
以下の手順で確認しましょう。
1.iPhoneの設定画面を開き、スクロールして「バッテリー」の項目をタップします。
2.「バッテリーの状態」という項目をタップして「最大容量」という項目を確認します。
「最大容量」は、新品の状態を100%としたときと比較した、現在のバッテリー容量を表しています。
例えば90%と表示されている場合、そのiPhoneのバッテリーは、新品と比べて9割しか充電できないという意味です。
1割分の充電ができないため、フルに充電をしてもバッテリーが切れるまでの時間が短い状態にあります。
なお、バッテリーが劣化している場合、上記の方法でバッテリーの状態を確認すると、「バッテリーに関する重要なメッセージ」というタイトルがついた以下の文章が表示されることがあります。
「バッテリーに関するお使いのバッテリーは著しく劣化しています。Apple正規サービスプロバイダでバッテリーを交換すると、最大限のパフォーマンスや容量を取り戻すことができます」
このメッセージが表示されてもバッテリーを交換せずにiPhoneを使い続けることはできますが、「最近iPhoneのパフォーマンスが悪いな…」と体感する場面が増え、ストレスが溜まるかもしれません。
iPhoneのバッテリーの寿命を延ばすコツは?
バッテリーの寿命を延ばしたい場合、以下の方法を実践してください。
iOSのバージョンを最新のものにする
最新のバージョンには節電技術が実装されていることがあります。
そのためアップデートをするだけでバッテリーの減りを軽減でき、1度の充電で長時間iPhoneを利用できるようになります。
温度変化を避ける
35℃を超える環境にiPhoneを置いておくと、バッテリーの容量に悪影響が出る可能性があります。
場合によってはバッテリーの最大充電容量が低下することもあるため、夏場の車内などに代表されるような気温の高い場所にiPhoneを放置しないようにしてください。
また、温度の高い場所で充電をするとバッテリーに深刻なダメージを与えることもあります。
iPhoneは0℃から35℃までの範囲で適切に動作するようにできているため、この範囲に収まる環境で利用するようにしましょう。
バッテリーの減りが早くなったらどうすればいい?
バッテリーの劣化を抑える工夫をしても、経年劣化は避けられません。
残念ながらバッテリーの減りが早くなってしまった場合、どういった方法で対処すればいいのでしょうか?
iPhoneの明るさを変更する
画面の明るさを落とすことでバッテリーを節約できます。
iPhoneのコントロールセンターを開いて、明るさのアイコンがあるスライダをドラッグして調節してください。
あるいは「設定」から「画面表示と明るさ」を開いて、「明るさ」のスライダをドラッグして調整しましょう。
利用していないアプリを終了させる
複数のアプリを起動したままだとバッテリーの消耗が早くなることがあります。
使っていないアプリを終了させれば消費電力を抑えられる可能性があるため、バッテリー残量が減ったら起動しているアプリを終了させてください。
WifiやBluetoothへの接続を管理する
データ通信はWifiを使った方が、電話回線を使うよりもバッテリーを節約できます。
しかしWifiに接続できない場所でWifi機能をオンにしたままだと、利用可能なWifiを探すためにバッテリーを消耗することがあります。
Bluetooth機能に関しても同様なので、WifiやBluetoothを利用しない場合はオフにしておくとバッテリーの節約に繋がります。
バッテリーを交換する
根本的な解決は劣化したバッテリーの交換です。
ただし配送による修理や交換を依頼すると、5営業日以上の時間がかかることがあります。
できるだけ早く交換してもらいたい場合は、Apple StoreやAppleの正規サービスプロバイダに予約して持ち込みましょう。
iPhoneの状態にもよりますが、持ち込んだ当日に修理や交換を終えて、引き渡しをしてもらえることもあります。
Apple 製品限定保証または AppleCare+ の保証の対象であれば、バッテリーの交換は無料です。
そうでない場合、iPhone 8 Plus以前の機種は基本的に5940円、iPhone 8 Plusより新しい機種の場合は8140円の費用がかかります。
以下に東京駅と大阪駅から近いApple Storeの住所を記載します。
- 東京駅最寄りのApple Store「Apple丸の内」
東京駅から徒歩3分で、地下通路で直結しています。
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル
電話:03-4213-0500
- 大阪駅最寄りのApple Store「Apple心斎橋」
大阪駅から御堂筋線梅田駅(徒歩5分)に乗り、心斎橋駅で降車します。
7番出口から地上に出て、徒歩5~6分程度の場所にあります。
〒542-0086 大阪府大阪市中央区西心斎橋1-5-5 アーバンBLD心斎橋
電話: 06-4963-4500
実は、Apple Store以外でiPhoneの修理依頼は可能です。非正規修理業者と呼ばれる修理店が数多くあり、大阪にもiPhone修理店が複数あるため、Apple Storeでの修理が難しい場合はこちらに依頼できることもぜひ覚えておくと良いでしょう。
最終的にはバッテリーの交換が必要
同じiPhoneを使用している以上、バッテリーは劣化していきます。
画面の明るさを調整するなどすればバッテリーの減りを抑えながら使い続けることは可能ですが、最終的には端末を買い換えるか、バッテリーを交換しなければなりません。
Apple Storeなどでは即日交換に応じてくれることもあり、予約をしたうえでお店に行けば、端末を持ち込んだその日に新しいバッテリーを搭載したiPhoneを使えるようになる可能性があります。
なお、交換の前は必ずバックアップを取ってから店舗へ行くようにしてください。