「できるだけ安くスマホを使いたい!」
そう思ってネットで調べていると、「MVNO」という言葉に出会うことがあります。
「MVNOって知らない言葉だし興味ない」と思ってスルーしてしまうと、お得な情報を取りこぼすかもしれません。
この記事では安くスマホを使ううえで非常に重要な「MVNO」というものについて解説します。
MVNOメリットやデメリットもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
MVNOとは
MVNOとは「Mobile Virtual Network Operator」の頭文字を繋げたものです。日本語では「仮想移動体通信事業者」と言います。
MVNOは、簡単に言えば「格安スマホ」や「格安SIM」を提供している業者だと考えてください。
対になる言葉は「MNO(Mobile Virtual Network Operator/仮想移動体通信事業者)」で、こちらはdocomo、softbank、auなどのいわゆる大手携帯キャリアを指します。
MVNOと契約すれば大手キャリアよりも安い通信料金でスマホを使うことができます。
では、なぜMVNOの通信料金は安いのでしょうか?
通信環境を維持するコストを削減している
MVNOは自前で回線を用意しておらず、MNOにお金を払って回線を借りています。
回線に関する保守点検やメンテナンスはMNOが行うため、MVNO側が負担することはありません。
維持費を抑えているため、安い価格でサービスを提供できるのです。
人件費と店舗を運営するコストを抑えている
MVNOは実店舗を展開していないか、展開しているとしてもごく少数です。
これによって店舗にかかる家賃や店舗で働く人の人件費をカットし、カットした部分を価格に反映しています。
MVNOのメリット
MVNOを使うメリットは主に次の3つです。
通信料金が安くなる
MVNO最大のメリットです。
大手キャリアの通信料金に比べて毎月数千円、年間で数万円安くなることも多いです。
「とにかく安くスマホを使いたい」という人にとって、MVNOは心強い味方です。
料金プランがシンプル
大手キャリアであるMNOが提供する料金プランは多種多彩です。これはメリットでもありますが、選びにくいという意味ではデメリットにもなり得ます。知らずに高額なプランに加入していると、毎月無駄な出費が生じます。
一方、MVNOはコスト削減のためにサービス内容を絞っています。料金プランの種類もそれほど多く用意されていません。
一見デメリットに見えますが、料金プランを選びやすいのはメリットでもあります。
特に何社ものMVNOと比較検討する場合、1社あたりの料金プランが少ないと比べるのが簡単になり、自分に合ったMVNOを選びやすくなります。
店舗へ行かずに済む
MVNOとの契約は、基本的にネット経由で行います。
契約を申し込むと、端末やSIMカードなどが郵送されてきます。
後は同封の説明書に沿って初期設定を行うだけです。
実際に店舗まで行かずに済むため、自宅からお店が遠い人や交通が不便な人でも気軽に契約ができます。
MVNOのデメリット
MVNOは安さを追求している部分があるため、別のところにシワ寄せが来ています。
どういったデメリットがあるのか見ていきましょう。
回線が混み合うことがある
MVNOはMNOから「帯域」というものをレンタルしています。
「帯域」とは、データが通る道のようなものです。
たくさんのデータが一度に道(帯域)を通ると、実際の道路のように渋滞が発生します。
こういった理由があるため、朝晩の通勤時間帯や昼休みなど、多くの人が一斉にスマホを見る時間帯は、通信速度が遅くなることがあります。
この問題は大手キャリアのサブブランドやオンラインブランド(UQ mobile、Y!mobile、ahamo、povo2.0、LINEMOなど)を利用することで緩和できます。
通信制限に引っかかりやすい
多くのMVNOは「月間通信量が7ギガ未満」の場合にコストパフォーマンスが良くなる料金プランを用意しています。
動画視聴やゲームを頻繁に行うなどで通信量が多い人にとっては、MVNOは不便かもしれません。
高額なプランを申し込めば多くのデータ容量を扱えますが、それではMVNOを使うメリットが薄れてしまいます。
Wi-Fi環境メインでスマホを使うなどすれば、この問題を軽減できます。
サポート面が不安
MVNOの多くは店舗を構えていません。サポート側の人間と直接会ってサポートを受けられる窓口がない、あるいは非常に少ないのです。
ユーザーサポートへの問い合わせは、電話・メール・チャットなどのみの対応としている会社が大半です。
多くのトラブルは電話やメールなどのリモート方式で解決できます。しかし中にはそうでないタイプのトラブルもあるでしょう。
機械に詳しくないなどの不安があって手厚いサポートを望む場合は、MVNOでなくMNOを利用した方が良いかもしれません。
初期設定を自分で行う必要がある
お店でスマホを買った場合、店員さんが購入者の希望に応じて初期設定をしてくれるサービスを受けることもできます。
しかしMVNOを利用する場合、そもそも店舗がありません。郵送されてきた格安スマホ、あるいは格安SIMを、自分自身の手で設定しなければならないのです。
多くのMVNOはわかりやすい説明書を同封してくれるため、それに従えば問題ありません。
しかし中にはそういった設定に慣れていない人もいるはずです。
スマホを使えるようにするまでのハードルが1つ多いのが、MVNOの欠点と言えるでしょう。

